プログラミングやコンソールアプリケーションに最適なフォント「Ricty」#LOVEFONT

Ricty

今回、WEBCRE8の@glatyouさんが先日#LOVEFONTという
みんなで自分の好きなフォントについて語ろう!な感じの企画記事を書かれていて
恐れ多くも、しんさんもよかったらどうですか?とお声をかけていただいたので
せっかくなので書いてみたいと思います。


「Ricty」ってどんなフォントなのか

プログラミング用フォントとして作られている「Ricty」は

  • 全角の日本語部分にはゴシックフォントの「Migu 1M」
  • ラテン文字にはサンセリフの欧文フォント「Inconsolata」

が使われた、合成フォントです。

もちろんただくっつけたというわけではなく、
半角文字と全角文字の横幅の比が 1:2 に調整されていたりといった
プログラミングに適したチューニングがされています。

Ricty レギュラー

気に入っている点

何と言っても、ソースが読みやすい・書きやすいのこれに尽きます。
理由として、全角のスペースがフォントで可視化されていたり
数字の0には斜線が入ったデザインになっていて
コーディングのミスや文字の判別が行いやすいです。

ソースコードだとこんな感じ

上の画像のコメント部分にある、カタカナの「ペ」なんかが
こういう時にはとても見やすくて素敵だと思います。

インストール方法

そんなこと言われなくても分かりますよ。
と、お思いのあなた。
このフォント、よくありがちな.ttfとかで配布されていません。
というのも、ライセンスの問題で、「Migu 1M」と「Inconsolata」を
合成した状態で配布できないらしいので(最初はされてたんですけどね)
使う人が自分で合成させないといけないのです。

なので、Mac用にはなってしまいますが
簡単に手順を紹介したいと思います。


XCodeとX11がインストールされている事が前提になります

1. Homebrewをインストールする

HomebrewはMacにUnixアプリケーションを簡単にインストールできる
パッケージ管理ツールというソフトウェアです。
アプリケーションフォルダのユーティリティフォルダから
ターミナル.appを開いて

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/gist/323731)"

と入力してエンターを押します。
その後、
Press Enter to Continue
と言われますので、素直にエンターを優しく押します。

2. Fontforgeをインストールする

このFontforgeをインストールするために、Homebrewをインストールしました。
こいつを使ってフォントを合成します。
またまたターミナル.appで

brew install fontforge

※Lion環境(XCode4.2.x環境なのかな)の方は

brew install fontforge --use-gcc

を入力してエンターです

ここで、Lion環境の方の場合、途中で止まると思うので
(もしERRORなんて文字が出ずに、すんなり行ったらそれはそれで良いですが)
もしERRORで止まってしまった場合

brew install cairo --use-clang

を実行してみてください。
これはきっと問題なく完了すると思いますので
その後もう一度

brew install fontforge --use-clang

を入力してエンターをポチっとしてください。
今度はきっと正常に完了するはずです。
(投稿時、「brew install fontforge ーーuse-gcc」 と書いてしまっていましたが、
上記の通り「ーーuse-clang」が正しいです。)

fontforge -version

と入力してエンターしてみて、

Copyright (c) 2000-2011 by George Williams.
 Executable based on sources from 13:48 GMT 22-Feb-2011-D.
 Library based on sources from 13:48 GMT 22-Feb-2011.
fontforge 20110222
libfontforge 20110222

こんな感じのものが表示されれば、インストールできています!
次に進みましょう。

3. フォントを合成して「Ricty」を作る!

を、それぞれダウンロードしてください。
合成用スクリプトは、解凍するとRictyというフォルダに展開されますので
そのフォルダの中に、

  • Inconsolata.otf
  • migu-1m-regular.ttf
  • migu-1m-bold.ttf

の、3つのフォントをコピーします。
CUIの操作が分かる方は、フォルダをどこにおいても構いませんが
コマンドや操作が分からない方は、このRictyフォルダを
ユーザのホームフォルダのすぐ下に置いておいてください。
そしてターミナル.appに

~/ricty/ricty_generator.sh Inconsolata.otf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf

と入力してエンターを押します。
(フォルダを任意の場所に置いた方は、コピペに注意してください)

これでちょろっと待つとRictyフォルダの中に
Rictyフォントが追加されています!

とっても残念な事なのですが

このフォント、MacとかLinux環境じゃないと綺麗に表示されないです…。
Windowsのシステムフォントにアンチエイリアスをかける
gdi++やgdippなどを使えば綺麗に表示されるといった記事もちまちま見かけたのですが
個人的にはMacやLinuxのGnome環境で使った時の感動とまではいきませんでしたorz

とは言ってもやっぱり見やすいです。
実際問題、Macのフォントってとっても綺麗なんですが
今年の春ごろに「Ricty」を見つけてから、
常用しているほとんど全てのエディタにRictyを採用しました。
それくらいお気に入りです。

あとがき

すーんごい長ったらしく書いてしまいました。
本当はこれの1/5くらいの量だったはずなのですが…。
せっかくだからインストール方法も!とかやってたらこうなりました。

この企画にお声をかけていただいた@glatyouさんありがとうございました。。

でもワタクシ、フォントの事を愛せるほどまだ親密な関係を築けていません。
Webサイトや街中のあれやこれやを見ていて、このフォント何か見たことあるなあ。
程度にはなんとなく知識として知っていますが、所詮はその程度。

俺にLOVEなフォントなんてあるだろうか。とかちょっと考えてみたところ
これだ!!って1つ言えるものがパっと出ませんでした。
と、思っていたのですが今年とてもビッグヒットなフォントがあった事を思い出して
変によく分かっていないデザインの話をするよりも
こっちの方が自分らしいのかなあと思って「Ricty」を選んでみました。

オマケ

なんだかんだ書いてる最中にちょっと紹介したいデザインが好みのフォントが
1つ見つかってしまったので軽くだけ…。許してください。

Absinthe

デザインも好きですが、名前の由来であろうアブサンが好きです。

Absinthe

ここのサイトの404画面でも使っていますので
よかったら見てみてください!
それではさようなら!

Ricty

Ansinthe

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“プログラミングやコンソールアプリケーションに最適なフォント「Ricty」#LOVEFONT” への2件のフィードバック

  1. hoge より:

    Ricty、いいですね。MacではFontforgeはMacportsでも”sudo port install fontforge”でインストールできました。

    • S.i.N (シン) より:

      コメントありがとうございます :]
      Macportsでのインストール報告ありがとうございました!Macportsを使ってる方もたくさんいると思いますので、ありがたいです :-))

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